戸建賃貸は集合タイプと比較して、物件あたりの建築費も安く、総投資額を抑えることができ、かつ賃料を高く設定できるので、高い利回りが期待できます。集合タイプで必要となる「共用部」がほとんど存在せず、その管理も入居者に委ねることができ、管理コストも低く抑えられます。

戸建賃貸の入居ターゲットはファミリー世帯であり、長期入居が見込めるのも大きなメリット。空室リスクが減るということは。一層の競争激化が予想される賃貸住宅経営において、最も重要視したい大きなポイントです。空室保障制度の整備も進み、いざという時の備えも万全です。

遊休地利用や相続対策として賃貸住宅を経営する場合、戸建タイプは集合タイプでは難しかった、必要に応じての売却が容易にできるメリットがあります。それはすなわち、相続が発生したときでも、集合タイプより資産分割などの相続・継承が容易にできるということです。納税や個別の相続者の希望により現金が必要な場合、戸建賃貸を複数所有していれば、分割して売却することも可能です。

戸建賃貸にはこんな魅力も!

  • 家賃補助などのある転勤族や公務員入居者も多く、定期的な入退去はあるものの、一般に入居者の質が高く、滞納の危険などがない。
  • 子育て世代などが「戸建」へのこだわりから入居するので、立地条件に左右されづらい。
  • 庭付き、ペット可などのライフスタイルを重視する入居者が“持ち家感覚”で住めるので、古くなっても需要がある。
  • 活用の難しい30坪程度の狭小地や、三角形やL字型などの変形地などでも有効利用できる。
  • オーナーが老後に「大きな家はいらない」「ローンを少なく抑えたい」といった理由で自宅を減築するときなど、空いた土地に戸建賃貸を立てる有効策もある。